あいたくて書房は2016年7月16日に宿場町木之本の北国街道沿にオープンした古本屋です。車で通り過ぎるとうっかり見落としてしまいそうなちいさなお店ですが、おもちゃ箱をのぞくようなワクワク感をぎゅっと詰め込みました。
大好きな本を誰かと共感したい、感動を誰かに伝えたい、あいたくて書房は、そんな人たちから託されたメッセージをあなたに届ける古本屋でありたいと思っています。立ち読みも座り読みも大歓迎。どうぞ、お気軽にいらしてください
あいたくて書房がある木之本は、古い町並みが残る宿場町。また大きなお地蔵さまがいらっしゃる門前町としても有名ですが、古い図書館がある町としても知られています。
図書館の名前は「江北(こほく)図書館」それは、まだ本というものが人々の生活から遠いところにあった明治39年に建てられた図書館です。この図書館の創始者は余呉村出身の弁護士・杉野文彌。(たくさんの人に本の素晴らしさを伝えたい)という彼の熱い想いと町の人々の努力がカタチとなった図書館でした。
それから、約110年、この町の人々の暮らしの中にはいつも本がありました。時代とともに本と人との関わり方は変わりましたが、杉野文彌が教えてくれた「本を開くよろこび」はどんな時でも心に灯るあかりとなってくらしを照らしてくれました。
町には本好きの方が増え、読書クラブが生まれました。街道沿いには本を届ける本屋さんが店を構え、本を一層身近なものに変えました。地元のお母さんたちは、子どもたちに本の楽しさを届けたいと、読み聞かせグループを結成しました。
木之本の人口密度はけっして高くはありません。けれど、もしも「本密度」(ひとりあたりが大切にしている本の冊数)というものが存在するなら、きっと胸をはれる結果が得られることでしょう。「あいたくて書房」は、この町で育まれてきた本の力を信じながら、「本」と「人」、「人」と「人」を繋いでいきたいと思っています。
誰かの本の思い出があなたの思い出になりますように・・・。
本を通じて、誰かとあなたが繋がりますように・・・。
そして、本との出会いが、あなた自身との出会いになりますように・・・。
あなたは何に「あいたい」ですか?
木之本北国街道沿、岩根醤油さんの南隣、一冊の本に込められた、みえない「ことづけ」をお預かりして待っています。
本の町をめざして
あいたくて書房は本と人をつなぐため、文庫の設置活動をしています。
木ノ本駅まちあい文庫
「FhoneからHonへ」を合い言葉に、JR北陸線木ノ本駅の待合室に設置した本棚ひとつ分のちいさな文庫。
さぁ、文庫本を持って出かけよう。
場所:JR木ノ本駅待合室
ご利用方法
- どなたでも読んでいただけます。
- どなたでも借りていただけます。
- 借りる際には黄色の紙、返す際にはピンクの紙に本のタイトルとあなたの名前を記入し、ボックスにいれてください。ペンネームでもOK。
- 返却期限は設けておりません。
- お借りいただける本は2冊までです。
交遊館文庫
- TEL:0749-82-6311
- 時間:9:00~17:00
- ご利用方法
- どなたでも読んでいただけます。
- どなたでも借りていただけます。
- 借りる際には黄色の紙、返す際にはピンクの紙に本のタイトルとあなたの名前を記入し、ボックスにいれてください。ペンネームでもOK。
- 返却期限は設けておりません。
- お借りいただける本は2冊までです。
住暮楽(すくらむ)ブックカフェにおけるブックコーナー
場所:長浜市木之本町木之本1312-2
- 営業日:土日祝日
- 時間:10時~16時
- ご利用方法
- 店内でご覧ください。ご購入も可能です。